体・健康 思うこと

長生きだけが幸せじゃない|日本人の平均寿命が過去最高を更新した件について

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こんにちは、sioriです。

先日の新聞で、日本人の平均寿命が過去最高を更新したという記事を読みました。2016年の平均寿命は、女性が87.14歳、男性が80.98歳だそうです。

正直、気が遠くなりました…。

私が女性平均寿命の87歳まで生きることを考えると、ちょっとかんべんしてほしい…と思ってしまいます。

実際、そんなに長生きしたいと思っている人がいったいどれだけいるのか、怪しいものです。

心身ともに健康で、自分のことはすべて人の手を借りずに自分だけでできる状態なら、87歳まで生きるのも苦ではないかもしれませんが、おそらくそんな恵まれた人は稀ですよね。

それに、私自身の個人的な思いを言えば、たとえ健康であっても87年も生きるのはちょっとしんどいな…という気がします。

 

日本の平均寿命は世界2位

厚生労働省が公表簡易生命表によると、2016年は男女ともに過去最高を更新したとのこと。
これは香港に次いで世界2位の数字だそうです。

www.tokyo-np.co.jp

この記事を読んで、「日本ってやっぱりすごいな」とか「日本は医療も充実しているし、長生きできる良い国だ」とは、私は思えませんでした。

この平均寿命というのは、元気に長生きしている人だけではなく、「何とか命が保たれている」という人も含んだ数字です。

どんな状態で生きているかという点はとうぜん考慮されていませんので、一日中ベッドで寝たきりですべてを介助に頼って生きている人も、自力で呼吸ができない人も、意識すらない人も、みんなカウントされています。
自力では命を保てない人を医療の力で何とか生存させている、そんな人もすべて含まれているのです。

これで真に長寿国だと誇れるのだろうか?というのが素朴な疑問です。

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介護の現場で感じた「長生きと幸せ」について

私は介護業界で10年以上働いていますので、いろんな高齢者を見てきました。

なかには、本当に元気で認知症もなく、90歳になっても人の手を借りずに自分のペースでひとり暮らしをしている人もいます。
なぜこんなに元気なのかと不思議なくらい、活力があって生き生きと暮らしているのでびっくりしてしまいます。

でも、そんな人は本当にごくわずか。

ほとんどの高齢者は、80歳を超えたあたりから生活に大なり小なり誰かのサポートが必要になってきます。

早い人では70代からそのような状態になる人も。

それでも、まだ食事や排せつが自力でできているうちはいいんです。

食事や排せつが自力でおこなえなくなり、誰かのサポートが必要になってくると、だんだん暮らしは悲惨なものになっていきます。

仕事をしていて「長生きだけが幸せではないなぁ…」と思うのはこの点で、人が幸せを感じ充実感を持って生きていくためには「自尊心」というものが非常に大切なのではないかと思うのです。

とくに排泄介助というのは介護の基本のひとつなのですが、よく「相手の自尊心を尊重したケアを心掛けましょう」などと介護研修なので言われるものの、自分を相手側に置き換えて考えてみたら、もう排泄行為に人の手が必要になる時点で自尊心なんて保てないと思うんですよね。

食事もそうです。
自分のペースで自分の好きなように食事ができないというのは、どれほどのストレスかと思います。

本当は誰だって食事や排せつなどのプライバシーに人を(ましてや他人を)介入させたくなどないはず。

でも、それを受け入れなければ生きて行かれない、という点と、あともうひとつ、社会がもうそれを当然としている点が、介助の必要な人たちをさらに苦しめていると思うのです。

 

長生き=幸せ ではない

こういう状況を見ていると、ただ生存していることだけが幸せだとは一概に言えません。

人工呼吸器や胃ろうなど、医療の力で人を生き永らえさせても、その当人が「生きていて幸せ」と感じているかどうかは分かりません。

私は訪問介護で、行くたびに「今日も目が覚めてしまったよ…」、「いつお迎えがきてくれるんだろう」、「早く死にたい」という声をなんどもなんども聞いています。

ほとんどは寝たきりや車いすで過ごしている利用者さんです。

自分ではなにも出来ず、人に頼らなければ生きていかれない自分の暮らしに絶望して、「いつまでこんな苦しい日々が続くのか」と憂いています。

そういう方々を見てきて、私だったらもう自分で食べられなくなったらそれを自分の寿命と思って自然にまかせたいなと思うようになりました。

医療の助けを借りたり、人の世話になりながら何とか生き永らえるのは、私にとってはきっと苦痛以外のなにものでもないと思うからです。

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できるだけ健康寿命を延ばす努力をしたい

でも、今の日本では私のこういった思いは叶えられない可能性が高いと思います。

それならどうするか。

すこしでも幸せに過ごす期間を長くするには、「健康寿命」を延ばすことがすごく大切だと思います。

健康寿命とは、医療や介護に依存せず、健康に自分らしく生きることのできる寿命のこと。

好きなときに好きな場所に出かけたり、好きなものを食べたり、趣味を楽しんだり、人と対等に接したりと、自尊心を保って自分らしく生きることこそ、本当に幸せな生き方ですよね。

 

できるだけ健康寿命を延ばすためにしたいことは、まず何より足腰をしっかり使うことです。

たいていの高齢者は、足腰が弱り出して外出がおっくうになり、それによってさらに足腰が利かなくなり、杖なしでは歩けなくなっていきます。
また、外出が減ることで外界からの刺激が減って、認知症を発症しやすくなります。

前述の、90歳でも人の手を借りず認知症にもならないで一人暮らしをしている人は、毎日1時間の散歩を日課にしていました。
雨の日も風の日も怠らないのだそうです。

そこまでストイックにならずとも、歩くことは人の健康の基本ですから、とにかく家にこもりきりにならずフットワーク軽く出かけて足腰を動かすことが大切だと思います。

スクワットなどの筋トレも効果的です。
寝たきりにならないためには、体の筋力を鍛えて馬力を保っておくことが大事。

転んでしまって足など骨折してしまい、それがきっかけで寝たきりになってしまう高齢者が多いです。
かんたんに転んでしまうのは筋力が衰えているから。

なので、40代50代のうちから下半身の筋力を鍛えておいた方がいいと思います。

 

最後に

他人に介護を受けながら生活することは、想像以上に苦痛をともなうものです。
介護をしてくれるのが身内なら、よけい気苦労は増すことでしょう。

できるだけそんな事態を避けるためにも、健康寿命を延ばす努力をしたいものです。

100%防ぐことは難しくても、なにも対策を取らずに老年期を迎えるのは、あまりに無防備すぎると感じています。

女性は87歳、男性は80歳が平均寿命ということを考えると、それまでずっと健康でいられる自信など到底ありませんが、すこしでも人に迷惑をかけずに自分の人生を全うしたいです。

そして出来れば、医療の助けや人の世話が必要になる前に、自分の寿命を自然なかたちで終わらせたいと思ってしまいます。
ある程度の年齢を超えたら、もう延命治療などはせずに、病気になったり自分で食事ができなくなったら、それを自分の寿命と受け入れて自然にまかせるのがいいなと。

こういう考え方には共感できない人も多いかもしれません。

ですが、私は最後まで自分の意思で生きたいのです。

そんな選択ができる世の中になればいいな、とつくづく思います。

 

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