
こんにちは、しおりです。
今わたしは、洗顔後のお手入れを一切していません。
石けんで洗顔し、タオルで水気を拭き取った後は、そのまま放置です。
「それじゃあ、肌がカサカサに乾燥してしまうんじゃ……!?」
そう思いますよね。
でも、私の肌は乾燥するどころか、いつでもしっとり良い具合に潤っているんです。
「洗顔後のお手入れをしない」というのは、「宇津木式スキンケア」という肌断食のスキンケア法。
私はこのメソッドを取り入れて、スキンケア化粧品を使うことを一切やめました。
これにより、私の肌には以下のような変化が現れたんです。
- 乾燥肌が治った。
- 肌が白くなった。(透明感が出た)
- 肌に弾力が生まれ、ふっくらしたもち肌に。
基礎化粧品をたくさん使っていた頃からは考えられないくらい、肌状態がぐんと良くなり、ハリや弾力が出て肌が若返りました。
そして、何もつけていないのにまったく肌が乾燥しなくなったんです。
40代の肌が、です。
自分でもびっくりしています。
この記事では、宇津木式スキンケアで得られたこれらの効果をくわしくお伝えしていきます。
Contents
宇津木式スキンケアとは?
まずは、宇津木式スキンケアとはいったい何?という疑問からお答えしていきます。
宇津木式スキンケアとは、上で述べたとおり、基礎化粧品などのスキンケア用品を一切使わず、肌の自然な営みだけで美肌を維持していこうというスキンケア法です。
「化粧品を使わずに美肌になる」という、これまでのスキンケアの常識を覆すようなルールに、一瞬ギョッとしてしまう人もいるかもしれません。
でも、宇津木式スキンケアをあみ出したのは、北里研究所病院美容医学センターの創設者である宇津木龍一氏で、まさに肌の専門家といえるお方。
肌に良いものは何か、肌に悪いものは何かを、すべて知り尽くしている人が考え出したメソッドなのです。
なぜスキンケアをしないのに美肌になれるの?
宇津木氏は、「化粧品をやめるだけで美肌になれる」と言います。
でも普通は、美肌になりたいからこそ、美容成分がたっぷり含まれた化粧品を使うものですよね。
「化粧品をやめて美肌になれるなら、これまで私がしてきたスキンケアは何だったの?」と思ってしまいますね。
でも、これまで当たり前のようにしてきたお肌のお手入れは、本当に肌のためになっていたのでしょうか?
宇津木先生は、化粧品を使うことで肌に以下のようなダメージが生じると言っています。
- 肌の乾燥を招く
- 肌が荒れる
- ニキビができる
- シミができる
- シワができる
これは、化粧品に含まれる油分や界面活性剤、肌をこする刺激によって、肌バリアが壊れてしまうことが原因です。
またもう一つ、肌にはもともと皮膚に住みついている常在菌がおり、それらが病原菌などの外敵から肌を守る役割を果たしているんですね。
ところが、化粧品にはパラベンなどの非常に強い殺菌力を持つ添加物が配合されているため、化粧品を肌に擦り込むことによってこの常在菌が死滅してしまうことに……。
そのせいで、肌を守る力が弱まってしまうのです。
これらのダメージは、化粧品をやめればすべてなくすことができます。
肌に何も塗らなければ、肌の自活力によって細胞が活性化し、自然に皮脂が分泌されてうるおいも補充され、ターンオーバーが正常化して肌に良いサイクルが生まれるのです。
これが、化粧品をやめることで美肌になれる理由です。
化粧品をつけないだけでなく、肌をこすらない・洗い過ぎないといったことも大切なポイント。
肌細胞の活動をさまたげないためには、とにかく肌に刺激を与えないことが重要なのです。
宇津木式スキンケアのやり方
では次に、宇津木式スキンケアの具体的なやり方について説明します。
といっても、「基礎化粧品をつけない」というだけなので、やり方はいたってシンプル。
宇津木式では、石けん洗顔とワセリンのみのお手入れを勧めています。
朝:水がぬるま湯で洗顔→ワセリン→ベースメイク
夜:純石けんで洗顔→何もつけない
もう少しくわしく説明していきますね。
<朝のお手入れ>
- 水かぬるま湯で軽く洗顔をし、タオルでやさしく水分を吸い取ります。この時、タオルでゴシゴシこすると肌バリアが壊れてしまうので、そっと肌に押し当てて水分を吸わせる感じで拭くのがコツです。
- すぐにワセリン米粒大(慣れてきたらもっと少なくても可)を両手に馴染ませ、そのまま顔へ当てて全体に広げます。この時も、手で擦らず、押し当てるように肌にワセリンを馴染ませていきます。
- その後、ベースメイクとポイントメイクをします。ベースメイクは私はミネラルパウダーファンデーションを使用しています。宇津木式スキンケアと相性の良いファンデーションなのでとてもおすすめです♪
▼私のベースメイクを紹介しています。宇津木式をする人はぜひ参考にしてください。

<夜のお手入れ>
- 純石けんをたっぷり泡立て、泡で洗う感じでメイクをやさしく落としていく。
- 朝と同じようにタオルで水分をしっかり吸い取り、その後は何も付けずに放置する。
純石けんは種類がたくさんありますが、実際にいろいろ使ってみた中で一番お気に入りが、ねば塾の「白雪の詩」です。
とてもクリーミーな泡が立って気持ちよく洗えるので、顔も身体もすべてこれで洗っています♪
ただ、これまで長年にわたって化粧品を塗り込み続けてきた肌は、いきなりスキンケアをやめてしまうと反動が強く出てしまうこともあるので注意が必要です。
突然スキンケアをやめると肌はひどいうるおい不足になり、激しく乾燥してガサガサになったり、吹き出物ができたり、肌荒れを起こしてしまったりと、数々の肌ダメージを被ってしまうため、最初は様子を見ながら少しずつ移行していくのがおすすめです。
▼初めて宇津木式を試す人は、こちらの記事が参考になります。

宇津木式スキンケアで得られた効果

①肌が乾燥しなくなった
宇津木式を取り入れた最初の頃は、それまで外部から化粧品で保湿してきたのを急にやめてしまったので、肌は粉を吹くほどに乾燥しました。
ちょうど始めたのが寒くなる頃だったので、乾燥にさらに拍車を掛けてしまったのだと思います。
しかし、乾燥をガマンしてそのまま寝ると翌朝にはほどよく潤っていたため、「このまま続けていればちゃんと洗顔後にも皮脂が出るようになって乾燥しなくなるはず」と信じ、何とか辛抱して続けました。
そうして何ヶ月か経ったころに乾燥で肌が突っ張る感じが無くなってきました。
冬から春になり空気の乾燥が緩和されるに連れ、私の肌もようやく乾燥のストレスから解放されていきました。
もちろん、乾燥の季節が終わった影響もあるでしょうが、肌自体が自ら潤うように変化してきたのを私自身、実感していました。
宇津木式のおかげで、私の肌は化粧品で保湿しなくても徐々に平気になってきたのです。
▼これまでの乾燥との闘いの日々は、これらの記事にくわしく書いています。


②肌が白くなった
これはまったく期待していなかったことですが、何だか肌の色が抜けて来たというか、透明感が増したような気がするんです。
くすみをあまり感じなくなりました。
最初の頃はパウダーのミネラルファンデーションを付けていたのですが、色が白くなるとすっぴんでも割と見られる肌になってきたので、今はファンデーションはやめて日焼け止めパウダーだけをブラシで付けています。それでも問題ないくらいに肌状態が改善しました。そう思っているのは自分だけかもしれませんけど^^;
しかし、シミは日焼け止めパウダーでは隠せません。なので、ちょっとオシャレが必要なお出かけにはシミの部分だけコンシーラーを使いますが、普段はもうそのまま過ごしています。
そして、顔の左脇にあったシミが何だか少しずつ薄くなっているんです。
別に美白対策など何もしていないので、考えられる理由は宇津木式くらいしか無いのですが、でも反対側のシミにはまったく変化が無いので、そうとも言い切れず・・・。
あまりいい加減なことは書けませんが、しかし宇津木式の本には効果の一つとして「シミが薄くなる」というのが書いてあるんですよね。これについてはまだ疑心暗鬼ですが。
でもやって悪いことは私には一つも無いので、シミへの効果はどちらにせよ、これからもずっと続けていくつもりです。
③肌に弾力が出てふっくら&もっちり
これは見た目的にも感触的にもはっきりとした効果で、しかもかなり幸せな気持ちになります。いつも肌をプニプニ触って感触を楽しんでいます(笑)
肌の質が良くなったな~というのをしみじみ感じます。肌の細胞が生き生きしているような。
本にも、「乾燥して干からびてしまった肌では、新陳代謝もろくに出来ない」と書いてあるので、きっとこれは肌の新陳代謝がうまく行っているのだと思います。
本には、「肌がふっくらと感じられて幸せな気分になる」と語る女性の話が出てくるのですが、まさにそのとおり。肌がふっくらやわらかいと、幸せな気分になります。
女性って肌の調子が良いだけで何だかウキウキして気分が上がりますよね。
最後に
本にはこの他にも、以下のような効果が期待できると書かれています。
- 毛穴の開きが解消してなめらか肌になる
- 小じわが目立たなくなる
- クマが薄くなる
- ニキビが減る
私はもともと毛穴や小じわはあまり気にならず、クマやニキビもできない体質なので、これらへの効果はよく分かりませんが、何よりも「何も付けなくても乾燥しない」というのは非常に大きなインパクトです。
私にとってはこれだけでも宇津木式スキンケアを実行する価値は十分あると感じています。
そもそも、「肌が乾燥する」というのは美肌作りには致命的ですよね。
シワもシミもくすみも毛穴トラブルも、すべては乾燥が引き起こしているといっても過言ではないくらい、うるおい不足は肌状態を悪化させます。
宇津木先生の言うように、本来、人の肌は何も付けなくても自ら潤う力を持っているはずなのです。
しかし豊かになった現代人は、保湿成分のたっぷり入った化粧品を毎日肌に塗り込むような生活を続けているうちに、いつしか肌が自分で潤おうとする力を退化させてしまったのだと思います。
「宇津木式スキンケア」とは、肌の持つ本来の力を引き出し、外から補わなくても自ら潤える肌になるための究極の方法だと言えます。
高い化粧品など使わなくても美肌は手に入ることを、私は身をもって体感しました。
スキンケアを一切やめるというのは、非常に勇気のいることですが、試す価値は大いにあると思っています。
ひとりでも多くの女性が美肌を手に入れられますように。
