
こんにちは、しおりです。
テフロンからすべて鉄製のフライパンに変えて、とっても満足な鉄フライパンライフを送っている私ですが、実は鉄のフライパンを使うまでにはずいぶん葛藤がありました。
フライパンで一番の悩みと言えばやっぱり「くっつき」「焦げつき」ですよね。
料理は焦げる・・・洗うのは大変・・・。
だからやっぱりフライパンはテフロンが一番!
そう思っていました。
でも、実際に鉄フライパンを使ってみたら、そんな心配はまったくいらないどころか、鉄フライパンはテフロン並みに使いやすいことがわかったんです。
この記事では、私と同じように鉄フライパンのくっつきや焦げ付きが心配な人に向けて、どうすればテフロンのように快適に鉄フライパンを使うことができるのか、その方法を紹介します!
Contents
テフロンから鉄のフライパンへ変えた理由
テフロンのフライパンはまったく料理が焦げ付かず、とても使いやすいですよね。
でも、テフロンのフライパンのあのスルリと食材がフライパンの上をすべるような感じは最初の半年程度で、快適に使えるのはせいぜい1年といったところではないでしょうか。
それを過ぎると、だんだん食材のこびり付きが気になり始め、「そろそろこのフライパンも寿命かなぁ~」と、だましだまし2年くらい使ったところで、とうとう根負けして新品を買う、、、という人が多いかと思います。
私は鉄のフライパンにずっと憧れていました。
本職の料理人はやはり鉄フライパンを使っているイメージがありますし、鉄フライパンなら本格的で美味しい料理が作れるような気がしたからです。
でも、鉄はすぐに錆びるとか、焦げつくとか、使い終わった後にいちいち手入れをしないといけないとか、そんな話を聞くにつけ、「私には敷居が高いわ・・・」と諦めていました。
でも、何度もテフロンのフライパンを買い替えているうちに、「鉄のフライパンならもっとずっと長持ちするのに」とか、「鉄フライパンなら鉄分も摂れるみたい」とか「鉄なら安全性も問題ないしなぁ…」などと、少しずつ鉄フライパンに気持ちが傾いていき、ある時、一念発起して鉄のフライパンに挑戦してみたのです。
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鉄フライパンを上手に使う手順
鉄フライパンの敷居が高いのは、くっつきや焦げ付きの心配のほかに、使い始めに行う事前準備や、普段のお手入れが大変そうだから……というのがあると思います。
でも、いざやってみるどれも大したことありませんし、実は事前準備の必要ない商品もあるんです。
では、「鉄フライパンを上手に使う手順」を解具体的に解説していきます。
事前準備その1「空焚き(空焼き)」
新品の鉄フライパンは、表面にサビ止めの塗料やシリコンゴムが焼き付けてあります。
なので、最初にこれらの塗料を取り除く作業をしなくてはいけません。
この作業のことを「空焚き」とか「空焼き」と言うんですが、鉄初心者の私はうまくやる自信がなくて、最初のフライパンは「空焼き済み」の商品を購入しちゃいました。
空焼き済みでなくても、モノによっては空焼きの必要のないタイプもあるので説明書でよく確認してください。
空焼きの仕方は商品に同封の説明書にくわしく書いてあるので、説明に忠実に行いましょう。
もし私のように自信のない人は、すでにお店で空焚きを済ませてあるフライパンがおすすめです。
私は、山田工業所の空焚き済みの鉄フライパンを購入しました。
山田工業所は鉄フライパンには定評のあるメーカーなのでとてもおすすめ。
私が購入したのは、山田工業所 空焚き済み鉄打出フライパン28cmです。
サイズや鉄底の厚さは色々あるんですが、あまりサイズが大きかったり底が厚かったりすると、女性の力では重くて片手ではとても持ち上げることができません。
なので、サイズ選びには少し注意が必要です。
うちは4人家族ですが、この28センチが重さもサイズもピッタリです^^
底の厚さも、もっと分厚いとステーキなどもジュージュー美味しく焼けるんですが、普段使いには1.6センチくらいが扱いやすくて最適ですよ♪
山田工業所には他にも色んなサイズの空焚き済みフライパンがあります。
もちろん中華鍋も。
興味のある方は、こちらから「空焚き フライパン」で検索してみてください。
事前準備その2「油ならし」
そして次にするのが、「油ならし」です。
野菜くずを入れるケース、油だけのケース、やり方は色々ですが、どの商品もたいていは説明書にくわしいやり方が書いてあるので、その通りに行います。
これらの「事前準備」は面倒でもしっかりやりましょう。
面倒なのはこの初回だけですので。
料理前に気を付けること
準備が終わったら、あとは日常使いでのお手入れのみになります。
ここからは本当に大したことないんですよ。
最初の準備は確かに大変(というか面倒)ですけど、それが済めば実際に料理で使うときはそう大した手間はかかりません。
まず、料理前に食材を入れる段階で気を付けるのは、以下の2点。
- フライパンから煙が出るまでよく熱すること
- 油を入れてから再び煙が出るまで熱すること
強火にする必要はありません。
卵なんて強火にしてしまったらすぐに焦げてしまいます。
弱火や中火でいいので、とにかくフライパンの表面から白い煙が出てくるまでよ~く熱することが大事です。
そして、油の量は多めにする のが焦げ付かせないコツです。
鉄と油は仲良し。
フライパンによ~く油を馴染ませると、食材が焦げ付きません。
料理後のお手入れ その1「汚れを落とす」
料理のあとは、まだフライパンが熱いうちにササッと洗ってしまいます。
ただし、表面の油を落とすことは厳禁!
なので、洗剤は使わずタワシなどで水道の水(またはお湯)を流しながら汚れをこすり落とします。
油は残っても大丈夫。
むしろその方が良いのです。
タワシは色んなものを使いましたが、今はダイソーで買った「柄付きタワシ」を使っています。柄が付いていた方が力が込めやすくて使いやすいのでオススメです。

料理後お手入れ その2「水分を飛ばす」
最後に、水で濡れたフライパンを火にかけ、水分を飛ばします。
ここが一番肝心です!
水分が少しでも残っているとそこが錆びてしまうので、念入りに熱して完全に水分を飛ばし切りましょう。
完全に水分が飛んだら火を止め、粗熱が取れたら、表面に薄く油を伸ばします。
私は適当にオリーブオイルを垂らして、ティッシュで伸ばしていました。(キッチンペーパーの方がいいかもしれません)
最初の頃はフライパンを使うたび油を塗っていました。
これを怠ると、くっつきや焦げつきの原因になってしまうそうです。
今はもうすっかり鉄に油が馴染んでいるので、使ったあとにいちいち油を塗らなくてもまったく焦げ付かなくなりました。
たまに煮物を作ると油分が取れてしまうので、その時だけ薄く油を塗るようにしています。
最初のうちはしつこいくらいに油を塗るのがおすすめです。
実際にうちのフライパンで目玉焼きと卵焼きを焼いてみます。
21センチの南部鉄器の鉄フライパンを使い、目玉焼きを焼いてみます。
火力は弱火。
フタをして焼いて行きます。

いい感じに半熟っぽくなって来たので、そろそろお皿にうつします。
ひとつずつ切ってすくいます。

どうでしょう?
テフロン並みにまったく焦げ付いていませんよね。
キレイなもんです。ストレスフリー。
次に卵焼きを焼いてみます。
今度は鉄製の卵焼き用フライパンを使います。

写真は最後の段階です。
まったくこびり付きゼロです。
洗ったフライパンに出来がった卵焼きを乗せたみたいにキレイですよね^^
(もちろんちゃんと調理中の写真です)
このように、ちゃんとフライパンを熱することでくっつきや焦げつきは避けられます。
テフロン並みといってもいいくらいの快適さですよ。
ただ、テフロンに比べると油の量はけっこう使います。
テフロンは油なしでも焦げ付くことはありませんが、鉄フライパンはそうは行きません…。
この点はダイエット中の方にはちょっと抵抗があるかもしれませんね。
(私は気にせず油ガンガン使ってますが^^;)
そういえば、最初に紹介した山田工業所の28センチフライパンの出番がなくてスミマセン💦
機会があれば、別の記事で実際の調理シーンをご紹介しますね。
私が持っている鉄フライパンは、「山田工業所の空焚き済み28cmフライパン」と、目玉焼きを焼いた「南部鉄器の21cmフライパン」、そして最後の卵焼きを焼いた「卵焼き用フライパン」、そして「無印良品の21cmフライパン」の4種類です。
それぞれに適した役割があって、どれもお気に入りです^^
空焚き済みフライパンなら、山田工業所ですね。

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最後に
鉄フライパンの使い方のコツは以上になります。
日常使いのポイントは以下のとおり。
- フライパンから煙が出るまでよく熱する
- 油を入れ、再び煙が出るまで熱する(油の量は多めに)
- 料理後は、まだ鉄が熱いうちに水を流しながらタワシで汚れをこすり取る(洗剤NG!)
- 最後に再び火にかけて水分を完全に飛ばす
- 鉄が冷めてから表面に油を薄く引く(油が馴染んできたら必要なし)
最初の空焼きや油ならし以外は、どれも大したことないですよね?
もし焦げ付いたとしても、鉄は頑丈なのでタワシでガシガシこそげ落とせます。
油が馴染んでくると、本当にテフロン並みの快適さです!
なので、お手入れが大変そうだから・・・と鉄を躊躇して使わないのは本当にもったいないと思うんですよ。
鉄で焼いたお肉や野菜はまさに絶品ですから。
興味を持たれた方は、ぜひ鉄フライパンを使ってみてください。
それでは、また。


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