
今朝の新聞に、ごはんを美味しく炊く方法が載っていました。
ごはんを炊くのなんて炊飯器まかせなのに、自分で味を調整できるんだろうか?と思ったけれど、記事を読んでみると「お米のとぎ方」や「水加減」、「給水時間」、「炊飯後にほぐすタイミング」などによって、ごはんの美味しさはけっこう変わるのだとか。
私は料理は好きだけれど、ごはんにはあまり意識を向けたことがなく、ごはんの美味しさを左右するのは主にお米の銘柄や炊飯器の種類だと思っており、炊き方でそれほど味が変わるのか半信半疑なところがありました。
今日は、その新聞に載っていた「ごはんの美味しい炊き方」を実践してみた感想を紹介します。
Contents
うちの炊飯器事情
2年前に炊飯器を買い替えた我が家。
以前は、5合炊きで1万円を切るような安い炊飯器を長いこと使ってきました。
それで別に不自由を感じたことはなかったし、味にそれほどうるさい家族がいるわけでもなく、これが普通だと思ってその炊飯器で炊き上がったごはんをずっと食べ続けてきたのです。
ところがある時、世の中には実に多種多様な炊飯器があることを知りました。
圧力IHとか、真空とか、銅や鉄・土鍋の素材の内窯とか。
値段も4~5万くらいする炊飯器がけっこう売れているらしいことを知り、他の家庭がそんなにごはんにこだわって良い炊飯器を使っていることに驚きました。
使っていた炊飯器はまだまだ現役でしたが、新しい炊飯器が欲しくてたまらなくなり、ついに「タイガーの圧力IH炊き立て」という新しい炊飯器を購入したのです。

当時、23,000円くらいで購入した記憶があります。
4~5万円もするような炊飯器には手が届きませんでしたが、これまでの炊飯器の約2倍の価格です。
これでさぞかし美味しいごはんが炊けるだろう……と期待して早速ごはんを炊いてみました。
しかし、炊き上がったごはんは、見た目も味も特に以前と変わりありませんでした。
家族の誰も違いに気付きません。
うちの家族がごはんの味に無頓着なせいもあるかもしれませんが、それにしてももう少し変化が感じられるものだと思っていただけに、ガッカリしてしまいました。
でも、部屋に合うようにデザインにこだわって選んだので、その点だけは以前よりも良くなって満足しています。
……が、肝心の味の違いがあまり分からなかったので、「別に無理して買い替える必要はなかったんじゃないか、、、」という思いはぬぐえず。
結局そのまま、そのタイガーの炊飯器を使い続けて今に至ります。
ごはんを美味しく炊くコツはこれ!
新聞によると、ごはんを美味しく炊くコツは以下の5点だそうです。
- 米と水の量をしっかり量る
- 力を入れずサラッととぐ
- 1~2回目の洗米の水はすぐに捨てる
- 夏は30分、冬は1時間ほど吸水させる
- 炊き上がったら15分以内にほぐす
米と水の量をしっかり量る
まず米はちゃんと専用カップを使いきっちり量ること。
無洗米の場合も、無洗米用のカップを使用するのがベター。
もし無い場合は、カップ1杯につき大さじ1杯分の米を減らす。
水の量も炊飯器の目盛りにしっかり合わせる。
平らな場所に置いて量るようにする。
力を入れずサラッととぐ
ゴシゴシと力を入れてとぐのは昔の話。
このやり方では米が割れやすい上に、米のうまみを引き出せないのでやめた方が良い。
米はサラッと10周ほどかくように混ぜて洗い、研ぐ回数は5回程度に留める。
無洗米は水に馴染ませる程度でOK。
1~2回目の洗米の水はすぐに捨てる
米は1~2回目にとぐ時に一気に水を吸い込むため、ぐずぐずしているとぬかが含まれた水をたっぷり吸い込んでしまう。
吸水のいい1~2回目の洗水はすぐに捨てるのがコツ。
夏は30分、冬は1時間ほど吸水させる
お米の芯が残らないように、夏は30分、冬は1時間ほど水に漬けてしっかり吸水させてから炊く。
新米は粘り気のある汁が出やすいため、張る水をちょっとばかり減らすと良い。
古米はパサつきを避けるために少し多めの水で炊くとふっくら炊き上がる。
炊き上がったら15分以内にほぐす
炊き上がった直後の釜内は、側面や下にある米は水分が高く、上の米は水分が低いため、15分以内にしゃもじでほぐすことによって水分量を均一にすることができる。
また、余分な水分を飛ばす効果も。
さっそく実践!味は変わった?

さっそく、この指南のとおりに朝からごはんを炊いてみました。
1~2回目の洗水はぬかだらけなのであまり長く漬けない方が良いというのは以前から知っており、実際にずっとこの記事の説明通りにしてきました。
ただ、洗い方に問題があったことが発覚。
うちは無洗米ではないので、けっこう力を入れてゴシゴシといでしまうクセがあったんです。
そこで、「サラッと回すように5回」とぐに留め、水の量も注意して目盛りにピッタリ合わせました。
今は9月なので、給水は30分にしました。
その後、炊飯器の普通の「炊飯コース」のスイッチをON。(時短とか炊き込みご飯用とかいろいろコースがあるので)
炊き上がったあと、5分くらい置いてから炊飯器のフタを開け、しゃもじでざっくりと全体を混ぜてまたフタを閉め、その後10分ほどしてから食べてみました。
すると、これまでよりごはんにふっくら感が出た気がします。
もっちり感もあります。
お米の表面にツヤがあって、見た目も美味しそう。
確かにこれまでとはごはんの様子が違い、美味しくなったように感じます。
…が、意識しながら食べたせいもあるような…^^;
正直、劇的に美味しくなったというほどではありませんが、ふっくら感やもっちり感は確かに増して口当たりも良くなりました。
味が美味しくなったというより、食感が良くなったといった方が近いかもしれません。
でもごはんの美味しさって食感によるところが大きいですよね。
ひとつ、これまでは水の分量がけっこういい加減で、日によってやわらかかったり固かったりとごはんの固さがまちまちだったので、これからは水の分量をもう少しきっちり量るようにしようと思いました。
また、食べた時にもちっとした感じがこれまで以上に感じられたのですが、これは吸水をしっかり行ったことと、炊き上がった後のほぐしが関係しているような気がします。
忙しいときに30分とか1時間を吸水の時間にとるのは難しいですが、やっぱり手間をかければちゃんと反映されるものなんですね。
最後に
ごはんを美味しく炊くのには、お米の銘柄や炊飯器の種類だけでなく、炊き方にも工夫が必要なのですね。
逆を言えば、せっかく高い銘柄のお米や高価な炊飯器を使っても、炊き方で台無しにしてしまう可能性もあるわけで。
うちはごはんの消費量がとても多いので、今後はこれらのことを気を付けてできるだけ美味しいごはんを炊くように心がけたいと思います。
それでは、また。


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